増田康宏新四段

第55回に限らず三段リーグは最終局まで昇段争いが熾烈だった。
今回も最終日までだれが昇段するか分からなかった。
増田康宏新四段。
師匠は森下卓九段。
棋譜の書き写しという勉強法を教わったという。先手だけを棋譜を書いた後に後手だけの棋譜を書く。
最後に両方を書く。それで棋譜を暗記する。
増田康宏当人も途中までは4勝5敗と負け越していた。そこから9連勝。
10局目でネット将棋対局などを中心に勉強法を変えたという。
昇段の有力候補の梶浦に勝って波に乗れたという。
10歳で奨励会入りして中学生棋士の可能性も噂された。
3段リーグでは最近はすべて10勝以上あげていた。53回の時は最終日に連敗で昇段を逃した。
最終局で対戦した黒田とは小学生名人戦で対局して負けた相手だった。
何とも感慨深い。

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