この時の解説は中村修八段。
田村康介の才能を惜しんでいた。
開始日時:2004/07/26
棋戦:NHK杯
戦型:中飛車
持ち時間:15分+30秒+10回
場所:NHK放送センター
備考:△ゴキゲン中飛車
先手:青野照市
後手:田村康介
*放映日:2004/08/15
*棋戦詳細:第54回NHK杯戦2回戦第02局
*「青野照市九段」vs「田村康介五段」
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲5八金右 △6二玉 ▲4八銀 △7二玉 ▲6八玉 △5五歩
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △3二金 ▲7八玉 △5四飛
▲8六歩 △2三歩 ▲2八飛 △3五歩 ▲4六歩 △8二玉
▲4七銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲8七玉 △2四飛
▲2五歩 △3四飛 ▲7八銀 △1四歩 ▲1六歩 △3三角
▲3八飛 △2四歩 ▲3六歩 △2五歩 ▲3五歩 △2四飛
▲3六銀 △2六歩 ▲2八飛 △2七歩成 ▲同 銀 △5六歩
▲6六歩 △3八歩 ▲5六歩 △3九歩成 ▲2六銀 △2九と
▲同 飛 △1三桂 ▲2五歩 △5四飛 ▲6七金 △6四歩
▲3七銀 △6五歩 ▲4八銀 △6六歩 ▲同 金
△8四飛
*この手に才能を感じる。と。中村八段。
▲5五歩 △7四桂 ▲5六金 △8六飛 ▲7七玉 △5四歩
▲9七角 △5五歩 ▲4五金 △5六歩 ▲5五歩 △9六飛
▲8八角 △8六飛 ▲8七歩 △8五飛 ▲6七玉 △4四歩
▲3四金 △4五歩 ▲5六玉
△5五飛
*この手の瞬間。「ええっっ!!」と中村八段と聞き手の千葉涼子共に驚く。だが、これが決め手。
▲同 角 △同 角
▲同 玉 △6六角 ▲4五玉
△4八角成
*この銀を取られては痛い。
▲7五歩 △4四歩
▲同 金 △4三歩 ▲5四金 △4七馬 ▲5九飛 △4四銀
▲同 金 △同 歩 ▲5五玉 △4三金 ▲5四銀 △同 金
▲同 玉 △4二銀 ▲5六歩 △6三銀
まで112手で後手の勝ち
田村康介は早指しは天才的だが伸び悩んでいた。
それから数年が経過して彼は伸びてきた。
後日、師匠の大内九段が彼について「そろそろ欲が出てきたのではないか」
と語っていた。
青野九段はかつてのA級棋士。
最近は最前線での活躍はないが詰め将棋などでも活動している。
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