第64期王将戦七番勝負第7局。郷田真隆vs渡辺明

開始日時:2015/03/26 09:00
棋戦:王将戦
戦型:相掛かり
持ち時間:各8時間
消費時間:99▲461△468
場所:青森・弘前市民会館
先手:郷田真隆
後手:渡辺明
*棋戦詳細:第64期王将戦七番勝負第7局
* 「郷田真隆九段」vs「渡辺明王将」
▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*現在は浮き飛車よりこちらが主流になっている。
△9四歩 ▲9六歩 △3四歩 ▲3八銀 △6二銀 ▲2七銀
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
*一番平凡な手だがこの手に1時間以上長考するのが郷田。
△8四飛 ▲3六銀 △3三角 ▲1六歩 △1四歩 ▲7六歩
△4一玉 ▲4六歩
*28分考えてから指す。
*普通は▲6六歩から矢倉を目指すか▲6八玉とするかだが、郷田の構想があった。
△2二銀 ▲3三角成 △同 銀
*平凡な手のようだが△同桂だと▲3六歩として玉に手をかけずに行くのが狙いだったという。
*渡辺はそれを嫌う。
▲8八銀 △5一金 ▲6八玉 △7四歩 ▲4五銀 △7三桂
▲5八金 △5四歩 ▲7七銀 △5五歩 ▲6六角 △7五歩
*手筋。
▲5五角
*1日目終了。
△4二金上
*封じ手。
*立会人の先崎は△4二金右と読み上げたが棋譜上では△4二金上となる。
*
*他にも△4四銀も有力だった。
▲8六銀
*86分の長考で決断するが△6六角も有力だった。
△7六歩 ▲1五歩
*角を打ってからの狙いの手。
*これがあるので△7六歩を許しても行けると判断。
△同 歩 ▲1三歩 △同 香 ▲1二歩
*厳しい手。
△5三角 ▲1一歩成 △8六角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七角
△8五飛 ▲6六角
*▲8八角も有力だった。
△6五桂 ▲2一と △7七銀 ▲5九玉 △6六銀成 ▲同 歩
△3九角 ▲3八飛 △5七角成 ▲5四桂 △5三銀
*金の方を逃げたいがそれだと寄せられてしまう。
▲6五歩 △6六馬 ▲7四銀
*好手。
△8四飛 ▲6三銀成 △5七歩 ▲4七金 △6二歩 ▲同桂成
△4四歩 ▲5四歩 △6二銀 ▲同成銀 △4三金左 ▲5六金
*狙いの受け手。
△6七馬 ▲5五桂
*決め手。
△3二玉 ▲4三桂成 △2一玉 ▲4二成桂 △同 銀 ▲4一銀
*桂馬しか持ち駒がないのでこんな平凡な手でも受ける手がない。
△3一銀 ▲3三金 △8七飛成 ▲3二銀成
*郷田、王将タイトル獲得。
*
*挑戦者決定リーグではプレーオフ。
*タイトル戦は7戦フルセット。
*非常に長い道のりだった。
まで99手で先手の勝ち

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