駒落ちは取る駒がないから実は難解である。
平手とは違うことが問題となる。
角落ち。
力が同じ手も3回に一度は角落ちで負ける可能性があるという。
平手で勝った相手に角落ちで負けることがある。
トップアマがプロとの対局でよくあることだ。
現在はプロとなっている瀬川氏も平手で勝ったプロ相手に角落ちで負けたことがあるという。
先崎と木村で角落ち10秒将棋対決という企画があった。10局目に先崎が負けた。
角落ちのハンデは意外と難しい。
飛車落ち。
江戸時代に素人には負けられないということで家元が飛車落ち定跡を編み出している。
アマ四段格だとしてプロと指すと飛車落ちでいい勝負ではないだろうか。
プロ棋士に入門するときとか、奨励会に入ったばかりならば師匠が飛車落ちで指導とかするらしい。
当方でも解説したが研修会員と渡辺朗の対決のNHKの正月の企画であった。
二枚落ち。
アマ三段でもプロが本気になれば簡単には勝てないのではないか。
鈴木大介氏が昔そんなことを言っていた。
たしかにそれはある。
初段程度ではまったく勝てないだろう。
随分昔にプロ野球選手の古田敦也が羽生と二枚落ちで指す企画があったがはやり勝てなかった。
古田は初段あるかないかというレベル。
飛車香落ちというのがあるが、上手からすると、ば二枚落ちの方がまだよいのではないかと思える。
かなりのハンデであるがやはり下手からすると勝つのは大変だろう。
四枚落ち。
花村元司は真剣師だった。普通のプロが二枚落ちで指す相手でも四枚落ちで指したという。
初心者では難解である。
六枚落ち。
番組の企画で囲碁棋士と瀬川氏で対局したものをこのサイトでも取り上げた。
初心者だとやはり難しい。
負けるはずがないと思っている初心者でも負けてしまう。
香落ち。
最後に取り上げたい。
同じ実力同士でも7割くらいしか勝てないのではないだろうかと言われている。
意外とハンデにならない。
振り飛車で捌き合うとむしろ香車がとれない下手が損になってしまう。
奨励会では勝ち上がるには香車落ちをしっかけ勉強しないといけないとも言われている。
何度となく奨励会の香落ちの対局を取り上げているが、かなりレベルが高いところでの話である。
香車落ちは奨励会棋譜で相当数とりあげています。
飛車落ち対局棋譜。
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=399607036
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=395235629
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=394061362
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=392628395
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=394061362
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=384245360
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=384245113
六枚落ち対局棋譜。
http://blog.seesaa.jp/cms/article/edit/input?id=389470375
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