相横歩取り飯野流2

開始日時:1987/02/03
棋戦:王将戦
戦型:横歩取り
持ち時間:5時間
消費時間:▲225△286
場所:東京「将棋会館」
備考:相横歩取り
先手:羽生善治
後手:飯野健二
*棋戦詳細:第37期王将戦一次予選1回戦
*「羽生善治四段」vs「飯野健二六段」
*
*相横歩取り飯野流。
*第二段は若手で勝ちまくっていた頃の羽生が相手。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △8八角成 ▲同 銀 △7六飛
▲7七銀 △7四飛 ▲同 飛 △同 歩 ▲8三飛 △8二歩
▲8六飛成
*7四の歩をとらずに六段目に飛車引いて成った。
*端攻めに対して受ける狙いや攻めにも活用できる。
△2七角
*▲8六飛車成りでもこの手は成立する。
▲2八歩 △5四角成 ▲3八金 △7二金 ▲5八玉 △1四歩
▲2七歩 △1五歩 ▲2八銀 △6二銀 ▲5六龍 △7三銀
*居玉のままこの銀上がりを優先させるのが工夫。
▲1六歩 △同 歩 ▲1四歩
*持久戦では展望がないと判断して逆襲。
△3六歩 ▲同 歩 △1四香 ▲1八歩 △6四銀 ▲3五歩
△5五馬 ▲2六龍 △2二馬 ▲3七銀 △5二玉 ▲3四歩
△7三桂
*後手に攻めの手番がまわる。
▲6六銀 △6五銀
*後手好調。
▲5五角 △6六銀 ▲同 角 △同 馬 ▲同 龍 △2二角
*再度のこの角で後手優勢。
▲8一角
*勝負手。
△6二金 ▲8六龍 △8五銀 ▲2六龍 △9九角成
*ここからは一直線の攻め合い。
▲2一龍 △8九馬 ▲3三歩成 △7八馬 ▲3二と △5四歩
*詰めろ逃れの詰めろ。
▲4八玉
*負けは分かっていたがこの手以降の粘りが素晴らしい。
△6七馬 ▲3九玉 △3六桂 ▲同 銀 △3七歩 ▲5九金
△3八歩成 ▲同 玉 △3四香 ▲3五歩 △同 香 ▲同 銀
△3七歩 ▲同 桂 △1七歩成 ▲同 歩 △同香成 ▲3九銀
△3六歩 ▲1七香 △1八飛 ▲2八桂 △1七飛成 ▲4六香
△2二香 ▲2六香 △3七歩成 ▲同 玉 △1五桂 ▲3八銀
△1八金 ▲3六玉 △3七金 ▲同 玉 △2八龍 ▲3六玉
△3八龍 ▲3七金 △同 龍 ▲同 玉 △2八銀 ▲3六玉
△3七金
*飯野流またも成功。
*粘る羽生をねじ伏せた。
*飯野流△2七角は優秀だ。
まで118手で後手の勝ち

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