少し気になる棋譜を1990年代に独自に研究しました。
初手から
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3五歩
*石田流の特徴。
▲4八銀 △3二飛 ▲4六歩 △4四歩 ▲6八玉 △6二玉
▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3四飛 ▲4七銀 △3二銀
▲6八銀 △1四歩 ▲3八金 △3三桂 ▲2七金 △8二玉
▲3六歩 △同 歩 ▲同 金 △1三角 ▲3八飛 △4五歩
*棒金とは戦わない。ある意味誰でもさせる手。有段者なら自然に指せる。
▲同 歩 △7四飛 ▲7七玉
*少し変な手に見えるけれど正しい手だと思う。
こういう手は自分自身も実戦で指した記憶がある。
△4三銀 ▲5六銀 △2二角
▲8六歩 △2五桂 ▲6六歩 △3四飛 ▲3五歩 △6四飛
*一番弱そうなところへ飛車の転換。
▲6七銀上 △5四銀 ▲4四歩
*一瞬の手筋。
△同 角 ▲4八飛 △4三歩 ▲2五金 △5五銀 ▲7八桂
*受けに徹する。
△5六銀 ▲同 銀 △3六歩 ▲4六銀
*手堅い受け。
△7二銀 ▲8七玉 △5四飛 ▲2六金 △3三角 ▲3六金
△1五角 ▲2六歩 △3八歩 ▲6五歩 △3九歩成 ▲1一角成
△4二金 ▲3四香
*△3三角を拒否。
△2九と ▲1六歩 △2四角 ▲1七香 △4四桂
*勝負になる。ここから形勢が逆転する。
▲3七金 △5六桂 ▲同 歩 △同 飛 ▲4七金 △4六飛
▲同 金 △5七銀 ▲4七飛 △4六銀成 ▲同 飛 △3五角
▲3六飛 △4四角 ▲同 馬 △同 歩 ▲5八銀 △4五角
▲3五飛 △6七銀 ▲同 銀 △同角成
*後手優勢。
*先手は駒得だが遊んでいる駒が多い。
*玉の堅さも後手が問題なく堅い。
部分的には定跡となっていると思う。
参考になればよいかと思います。
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