第1期ヒューリック杯清麗戦本戦。頼本奈菜vs里見香奈

開始日時:2019/06/19 10:00
終了日時:2019/06/19 12:49
表題:第1期ヒューリック杯清麗戦本戦
棋戦:清麗戦
戦型:三間飛車
持ち時間:各3時間
消費時間:88▲81△47
場所:関西将棋会館
備考:昼休前72手目▲75分△44分\n
先手:頼本奈菜女流初段
後手:里見香奈女流五冠

*本局の勝者は甲斐智美女流五段と五番勝負を戦う。
*持ち時間は各3時間(チェスクロック使用。使いきると1手60秒未満)。
▲7六歩
*振り駒の結果、と金が3枚出て頼本の先手に決まった。
△3四歩 ▲7五歩 △4二玉 ▲6六歩 △6二銀
*両者は本局が初手合い。
▲7八飛 △6四歩 ▲4八玉 △3二玉
*振り飛車党の里見だが、本局では居飛車を採用している。
▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △6三銀
*7筋からの攻めを銀で備える。
▲3九玉 △8四歩 ▲5八金左 △5二金右 ▲9六歩 △9四歩
▲6八銀 △4二銀
*△2四歩や△3三角から銀冠を目指す構想もあるが、里見は舟囲いを選択した。
▲6七銀 △5四歩
*△8五歩はすぐに決めず、中央の駒組みを優先している。
▲2八玉 △5三銀 ▲5六銀
*ここまで少考で指し進めていた里見が、初めてまとまった時間を使って考えている。
*
*
*※局後の感想※
*「▲5六銀が早かった」と頼本。
△8五歩
*5分以上考えて、飛車先の歩を突いた。
▲7六飛
*頼本はすぐに指す。飛車を浮いて△8六歩を受け、石田流への組み替えを見せた。
△7二飛
*石田流に対する居飛車の対抗手段のひとつ。▲7七桂なら△7四歩▲同歩△同銀として、先手の飛車に狙いをつける。
*ただ、▲7七桂と跳ねる前に△7二飛と寄るのは珍しい。桂馬を跳ねなければあとで▲7八飛と逃げることができるからだ。
▲9七角
*10分考えて角を上がった。7五の地点に駒の利きを増やしている。
△7四歩
*里見はゆっくりと盤上に手を伸ばし、△7四歩と突いた。
▲同 歩
*増田裕六段は続けて「この戦型は大差になりやすいです。居飛車が押さえ込むか、振り飛車がさばけるかという勝負になりますので」と話した。
△同 銀 ▲7五歩 △8三銀 ▲4五銀
*歩を取りにいく。
△9五歩
*里見は△8四銀とは指さず、端から仕掛けた。▲同歩なら△8四銀だろうか。
▲3四銀
*端歩は取らず、▲3四銀と出た。8三の銀を使われる前に決着をつけようということか。△9六歩と取り込まれても構わないと見ている。
△9六歩 ▲8八角 △8四銀
*△7五銀を見せる。先手の形だけ見れば▲6五歩~▲2六飛と指したいが、▲6五歩には△8八角成と角を取られてしまう。
▲7四歩
*軽く歩を突き出す。△7五歩には▲7八飛と引く。△7四飛と走ったときの後手の形が重いという主張だ。
△7五歩 ▲7八飛 △7四飛 ▲6五歩
*8八角にひもがついたので▲6五歩が指せるようになった。△8八角成には▲同飛で、▲5六角~▲2三銀成の狙いが残る。
△3三歩
*角交換はせずに歩を打った。
▲4五銀
*※局後の感想※
*代えて▲2五銀もある。
△6五歩
*ぶつかっていた歩を取って、先手に手を渡した。
▲5六銀 △7三桂 ▲7七桂
*なんと、飛車と角の利きを止める桂跳ね。△7六歩には▲6五桂と跳ねる狙いだ。しかし、△6四銀にはどう指すのだろうか。
△6四銀
*里見は慎重に時間を使って銀を上がり、6五への利きを増やした。
▲6五桂
*駒損だが、ジリ貧を嫌った。
△同 銀 ▲6八飛 △6四歩
*里見は、「慌てず騒がず」の趣。
▲6五銀 △同 桂 ▲6六歩 △7七桂成
*取られる桂に、最後のひと働きをしてもらう。▲同角に△7六歩が厳しい。
▲同 角 △7六歩 ▲8八角 △7七歩成 ▲同 角 △同飛成
*角得で飛車が成れた。8四銀が遊んでいるとは言え、里見が大きなリードを奪っている。
▲6五歩 △7五銀
*遊んでいた銀も使う。
▲7四歩
*この局面で昼食休憩に入った。
△6六銀
*対局再開。昼食休憩後の指し手。
▲7三歩成 △3四歩
*竜と飛の関係はそのままに、角を使う。
▲7四歩 △5七銀成 ▲同 金
*飛車を助けるのは難しかったようだ。
△6八龍 ▲5八金引 △6九龍 ▲6四歩
*どちらもどんどんと手を進めていく。
△5五角 ▲4六銀
*△3六桂を受ける。
△6四角 ▲6三歩 △7五角
*△3九角打以下の詰めろ。歩があれば▲5九歩と受けられるが、最後の1歩をいま使ったところだ。
▲5七桂 △8九飛
*△4九竜からの2枚換えが受けづらい。この局面で頼本が投了した。
まで88手で後手の勝ち

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