2002年度前期女流育成会Aクラス14回戦。鈴木環那vs貞升南

開始日時:2002/09/01
表題:2002年度前期女流育成会Aクラス14回戦
棋戦:女流育成会
持ち時間:各1時間+60秒
先手:鈴木環那
後手:貞升南

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩
*角換わり拒否。
*お互い居飛車党。
▲4八銀 △4二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲3六歩 △3二金
▲6八銀 △4一玉 ▲7八金 △6二銀 ▲6九玉 △5二金
▲7七銀 △4三金右 ▲5八金 △3三銀 ▲6六歩 △3一角
▲7九角 △7四歩 ▲3五歩
*この対局前に同じ形で負けたので再挑戦したという。
△6四角 ▲1八飛 △3五歩 ▲同 角 △3一玉 ▲6七金右
△2二玉 ▲3七銀 △7三角
*前回と同じような手順だったという。
▲6八角
*▲3六銀を先にした方が良かった。
*局後の感想。
△5三銀 ▲7九玉 △8四歩 ▲8八玉 △8五歩 ▲1六歩
△6二飛
*ここで△4五歩なら後手作戦勝ちだったが貞升はこの形に当時こだわりがあったらしい。
*全局も同じことをやってきたという。
▲4六角 △6四歩
*平凡に同角で後手優勢だった。
▲3六銀 △4五歩
*ここで△3四歩なら難解だった。
▲同 銀 △6五歩 ▲同 歩 △4六角 ▲同 歩
*ここまで、まだ前回の対戦と同じ手順。
*先手後手逆なので△7三桂が余計に指してある。
△4七角 ▲2八飛 △6九角成 ▲3四歩 △4二銀左 ▲5五歩
△8六歩 ▲同 銀 △4四歩 ▲5四歩 △4五歩
*△5四同銀ならまだ難解だった。
▲5三歩成 △同 銀 ▲5五角
*先手優勢。
△3三歩
*△1二玉なら粘りがあった。
▲同歩成 △同金上 ▲3四歩 △4四金左 ▲9一角成 △4六歩
▲同 馬 △4五歩 ▲5七馬 △7三桂 ▲8四馬 △6六歩
▲同 金 △6五桂 ▲3八飛
*△3九角の筋を消しながら攻めに利かせる。
△5七桂成 ▲6二馬 △同 銀 ▲5二飛 △3二歩 ▲6二飛成
*▲5七飛成で勝ちだった。
△3四金寄 ▲4四歩 △5八歩 ▲7九銀 △3三金寄
*△6八銀なら▲7七銀打しかなく、それなら後手チャンスだった。
▲3一銀 △同 玉 ▲3四飛 △4二銀 ▲4三香 △4一銀
▲4二香成 △同 銀 ▲4三銀 △4一香 ▲3三飛成 △同 桂
▲4二銀成 △同 香 ▲同 龍 △同 玉 ▲4三金 △3一玉
▲4二金打 △2一玉 ▲3二金寄 △1二玉 ▲2一銀
まで115手で先手の勝ち

*鈴木環那女流2級誕生。当時の上田1級に次ぐ2番目の若さで女流棋士となる。

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