第05回全日本プロトーナメント決勝三番勝負第2局。大内延介vs中村修

開始日時:1987/02/24
棋戦:全日プロ
戦型:中飛車穴熊vs居飛車穴熊
持ち時間:3時間
消費時間:▲173△179
場所:東京都渋谷区広尾「羽澤ガーデン」
備考:相穴熊▲振穴△居飛穴
先手:大内延介
後手:中村修
*棋戦詳細:第05回全日本プロトーナメント決勝三番勝負第2局
*「大内延介九段」vs「中村 修王将」
*
*新旧対抗の相穴熊対決となった。
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7七角 △5四歩
▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5八飛 △4二玉
▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉 △5二金右 ▲6七銀 △1四歩
▲2八玉 △5三銀 ▲1八香 △3三角 ▲1九玉 △2二玉
▲2八銀 △1二香 ▲3九金 △1一玉 ▲5九金 △2二銀
*ここで△2四角は▲6五歩△2二銀▲6六銀△7九角成▲6八金とした後に馬が死んでしまうハメ手となる。
▲4八金左 △4二金寄 ▲3六歩 △3一金 ▲3七金 △3二金寄
▲4六歩 △7四歩 ▲1六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二飛
▲2六金
*独特の金上がり。
*▲2五金を狙う。
△5一角 ▲5五歩
*△5一角の瞬間が仕掛けのチャンスとみた。
△5二飛 ▲5四歩 △同 銀 ▲5六銀 △5五歩 ▲4七銀
△6二角 ▲3五歩 △同 歩 ▲3八飛 △5六歩
*決戦を挑む。
▲同 銀 △5五銀 ▲同 銀 △同 飛 ▲1五歩 △4七銀
▲9八飛 △3六歩 ▲1四歩 △5七飛成 ▲6五歩 △5五歩
▲4八銀 △同銀成 ▲同 金
*攻め駒を攻める。
△5六龍 ▲3六金
*味の良い手。
△6五龍 ▲3八金 △1五歩 ▲3九歩
*先手磐石。
△6九龍 ▲6八飛 △8九龍 ▲6三飛成 △8四角 ▲5五角
△1六桂 ▲6六歩
*▲1七銀打としておけば優勢が維持できていた。
*混戦となる。
△4九銀 ▲3七金引 △8七龍
*△7三角が有力だった。
▲1三銀 △3六歩 ▲2六金 △3八銀成 ▲同 歩 △1三桂
*先に△2八桂成としておけば後手ペースだった。
▲1六金 △3七歩成 ▲同 銀 △3九銀 ▲2八銀打 △1六歩
▲3九銀 △2五桂 ▲1三銀 △1七歩成 ▲同 香 △同桂成
▲同 桂 △1五香 ▲2九桂 △1七香不成▲同 桂 △2六桂
*必死に食らいつく。
▲同 歩 △2七金 ▲2二銀成 △同金寄 ▲1八銀 △1六銀
▲2七銀 △同銀成 ▲2八金 △1六銀 ▲1八香 △8九龍
▲2二角成 △同 金 ▲2九金打 △1七銀成 ▲同 香 △同成銀
▲3四桂 △2七桂 ▲同 金 △1八香 ▲同 金 △3九龍
▲2九香 △1八成銀 ▲同 玉 △3八龍 ▲2八銀打 △1六角
*最後の勝負手。
▲2二桂成 △同 玉 ▲5二龍 △3二金 ▲3三銀
*▲1三銀から即詰みだったがこの方が分かりやすい寄せ。
△同 玉 ▲4五桂 △3四玉 ▲3二龍 △4四玉 ▲5四金
*大内が優勝となった。
*怒涛流健在。
*B1昇級、通算600勝、将棋大賞特別賞受賞となった。
まで153手で先手の勝ち

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