開始日時:2014/10/9
表題:第23期銀河戦本戦Fブロック2回戦
棋戦:第23期銀河戦
戦型:中飛車
先手:八代弥
後手:今泉健司
*八代 弥四段 vs 今泉健司アマ
*対局日:2014年10月9日
*解説:神谷広志八段
*聞き手:安食総子女流初段
*記録:渡辺弥生女流1級、読上げ:小高悠太郎初段
*
*この二人の前回の対戦では今泉アマが勝っている。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲3六歩 △4二銀
▲3七銀
*超速3七銀。
△5三銀 ▲4六銀 △4四銀 ▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右
△7二玉 ▲6六歩 △8二玉 ▲6七金 △9二香
*穴熊。最近はゴキゲン中飛車からの穴熊は多い。
▲7七角 △9一玉 ▲8八玉 △8二銀 ▲9八香 △7一金
▲9九玉 △4二角 ▲8八銀 △5一金 ▲7九金 △6一金左
▲9六歩
*数手後に角を捨てて交換する手順があるときに端歩を取られる危険があるので端を突き合う。
△9四歩 ▲3八飛 △5三角 ▲6五歩 △1二香 ▲5五銀
△同 銀 ▲同 角 △1七角成
*端歩の突き合いの時の変化で角成りとはこういうことである。
*玉側の端歩をこういうふうに取られると、単なる歩損ではなく先手玉は薄くなってしまう。
▲1一角成 △4四馬 ▲2一馬 △6六銀 ▲同 金 △同 馬
▲6八銀 △6五馬 ▲5六銀 △6四馬 ▲1八飛 △5四馬
▲2四歩 △同 歩 ▲2八飛 △4四馬
*駒損だが後手ペースか。
▲3一馬 △8五金
*馬を引かせないという手。
▲7七銀右 △9五歩 ▲同 歩 △9六歩 ▲6八飛 △9五金
▲9四歩 △同 香
*解説だと、これは悪手であるということらしい。
*昔のプロの将棋感覚だとそういうことである。
▲7五馬 △7二金左 ▲8六桂 △9七歩成 ▲同 桂 △9六歩
▲8五桂 △同 金 ▲同 馬 △9七歩成 ▲9二歩 △同 玉
▲9四桂 △9八と ▲同 玉 △8四香
*玉頭戦としては実戦的な指し手。自玉のあたまに駒を増やしていく。
▲9六馬 △8五桂 ▲8六銀 △9七歩 ▲8九玉 △9三銀
▲9五香 △5六飛 ▲同 歩 △7七銀 ▲1八飛 △8六銀成
▲同 歩 △7七桂成
*後手切れ気味か。
▲9七馬 △9六歩 ▲同 馬 △8八成桂 ▲同 金
*先手が正しく指せば勝てる。
*先手優勢。
△7七銀 ▲5五銀 △8六銀成 ▲同 馬 △同 香 ▲8七歩
△4五馬
*まだまだ難しい形勢。
▲5二飛 △5六馬 ▲7八銀 △8四銀打 ▲8二金 △同金上
▲同桂成 △同 金 ▲9四歩 △9六桂 ▲9三歩成 △同 桂
*△同銀は詰まされる。
▲7一銀 △8八桂成 ▲同 玉 △8一金打 ▲8二銀成 △同 金
▲6七歩 △5五馬
*力強い手つきで形勢逆転か。
▲6六桂 △9七銀 ▲7九玉 △8七香成
*秒読みで焦ったか。
▲同 銀 △7七銀 ▲5五飛成 △5八歩 ▲同 飛 △5七歩
▲同 龍 △5六歩
*時間つなぎ。
▲同 龍 △8八銀右成
*手をひねり出す。
▲6九玉 △8七成銀
*これが詰めろ。
▲5九玉 △6八金 ▲4九玉 △5八金 ▲同 龍 △6八飛
▲同 龍 △同銀成 ▲3八玉 △4九銀 ▲3七玉 △6四角
▲5五歩 △同 角 ▲4六歩
*これが軽い受け。
△3九飛 ▲4七玉 △6六角 ▲5六玉 △3六飛成
*秒読みで読みきれず。
▲6六歩 △9五銀 ▲5一飛
*これでハッキリした。
△投了
*高校生でプロになったエリートの八代とアマ強豪の長い熱戦だった。
まで173手で先手の勝ち
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