開始日時:2014/02/22 09:00
表題:棋王戦
棋戦:第39期棋王戦五番勝負第2局
戦型:ゴキゲン中飛車vs急戦
持ち時間:各4時間
消費時間:72▲202△211
場所:石川・北國新聞会館
先手:三浦弘行
後手:渡辺明
*前夜祭で小学生から「苦手な戦法ありますか」という問いに玉を囲うことが大切と回答した渡辺と三浦。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲5八金右
*最近下火になっていた超急戦形。
△5五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △5六歩 ▲同 歩
△8八角成 ▲同 銀 △3三角 ▲2一飛成 △8八角成 ▲5五桂
△6二玉 ▲1一龍 △7二玉
*ここまで三浦の研究手順だったらしくわずか3分の考慮時間しか使っていない。
*だが、渡辺のこの手が三浦の研究から外れたらしくここで三浦は75分の長考。
*この△7二玉は実戦例が少ない。
▲6三桂成 △同 玉 ▲1八角 △5四歩 ▲6六香 △7二玉
▲2二歩 △5一金右 ▲2一歩成 △4二銀
*ここで昼食休憩。先手は戦いが長引くと駒損が響いてしまう。▲6三桂成は決断の一手だった。
▲2三歩 △7四桂 ▲6五香
*驚愕の手。
△9九馬
*さすがの渡辺も意表をつかれた。42分の長考。
*△1一馬と竜をとるのは具体的に良くなる変化がないと判断して香車をとる。
▲2二歩成 △8二玉
*他に適当な手がない。アマチュアには参考になる手。
▲6三香成 △6一香
*下段の香車。これが好手。後手優勢がハッキリする。
▲3一と寄 △同 金 ▲5二成香 △同 金 ▲4九玉 △2八歩
▲2三飛 △2九歩成 ▲同飛成 △3五桂
*厳しい手。
▲7五歩 △6七香不成
*これが成らずなので▲7四歩と桂馬をとっている余裕がない。
▲6八歩 △6六桂
*勝ち将棋鬼の如し。
▲6七歩 △5八桂成 ▲同 金 △2七歩 ▲7四歩 △同 歩
▲7二歩 △6二銀 ▲6六桂 △6五銀 ▲3一と △6六銀
▲同 歩 △同 馬 ▲7一銀 △同 銀 ▲同歩成 △6九銀
▲5九銀 △5八銀不成▲同 銀 △5七香 ▲同 銀 △4七桂成
▲投了
*感想戦では面白い変化はなく敗着は▲6三桂成まで遡っていた。
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*それにしても渡辺は香車が得意の駒なのだろうかと改めて実感した。
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*升田の角、大山の金、中原の桂馬、羽生の銀など言われているが渡辺は香車だろうか。
まで78手で後手の勝ち
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