開始日時:2012/11/08 09:00
表題:竜王戦
棋戦:竜王戦
戦型:角換わり
持ち時間:各8時間
消費時間:106▲479△472
場所:鹿児島・霧島国際ホテル
先手:丸山忠久
後手:渡辺明
*棋戦詳細:第25期竜王戦七番勝負 第3局
* 「丸山忠久 」vs「渡辺明 」
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲9六歩 △9四歩 ▲3八銀
*序盤の細かいやり取り。これで後手は棒銀にはしてこない。
△7二銀 ▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉
△4一玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉
△5二金 ▲5八金 △5四銀 ▲3六歩 △4四歩 ▲8八玉
*飛車先の歩が伸びているこの局面で、この形は極めて珍しい。
*手筋の歩でわざわざ8八の地点に呼び込む手すらあるくらいである。
△6五歩 ▲4八飛 △4三金右 ▲3七桂 △2二玉 ▲5九金
*千日手を含みにする。
△3三銀 ▲6六歩 △同 歩 ▲6八飛 △6二飛 ▲6六銀
△4二銀 ▲6三歩 △同 銀 ▲7七銀 △6四歩
*受けに徹するという意思表明。
▲4八飛
*持ち歩がないので突き捨てをいれずに飛車を回った。
△3五歩
*▲4五歩△同歩となっていない。
*歩の突き捨てを入れていないのでそれを後悔させる手。
▲4五歩 △3六歩 ▲4四歩 △5四金 ▲2五桂 △3七歩成
▲4五飛 △同 金 ▲同 銀 △4七飛 ▲4三歩成 △同 金
▲5六銀 △5七飛成 ▲6六角 △同 龍 ▲同 銀 △3六と
*これも▲1五歩△同歩が入っていないのでそれを後悔させる手。
*この「と金」が最後まで活躍する。
▲1五歩 △2六と ▲1四歩 △2五と ▲1三歩成 △同 香
▲同香成 △同 玉 ▲1一飛 △2四玉 ▲2六歩 △同 と
▲2九香 △3七角 ▲2五歩 △3五玉 ▲5八金 △4六歩
▲3八金 △3六歩 ▲1五飛成 △2七と ▲3七金 △同歩成
▲2七香 △同 と ▲2四歩 △2五金 ▲3六歩 △同 玉
▲1四角
*敗着。4七角なら難しかった。
△2四歩 ▲同 龍 △3三桂
▲4八金 △2六玉
まで106手で後手の勝ち
相手に後悔させる手というところから渡辺竜王の細かい手が印象的だった。
結局最後まで「と金」が活躍しているのが何とも言えない面白い感じである。
コメント