2012年4月29日。小林裕士vs中村大地

アーカイブとして取り上げたい対局。
8五飛戦法でした。
中村大地棋士は米長邦雄永世棋聖の弟子でボンクラーズの時に指し手を並べた棋士。
小林裕士棋士はあまり目立たないようでもNHK杯によく出てくるイメージがある。
予選を勝ち抜くのは大変だから大したものだと思う。

先手: 小林裕士 / 後手: 中村大地

▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩
△同 歩▲同 飛△8六歩▲同 歩△同 飛▲3四飛△3三角▲3六飛△2二銀
▲8七歩
△8五飛
*中座飛車

▲2六飛△4一玉▲7七角△6二銀▲6八銀△5一金▲6九玉
△7四歩▲5九金△7三桂▲1六歩△7五歩▲4八銀
△3八歩
*少し無理筋。先手優勢になる。

▲1七桂△8四飛
▲7五歩△6五桂▲3三角成△同 桂▲5五角△5四飛▲9一角成△4四角
▲2三歩△同 銀▲2四歩△1二銀
▲7六飛
*6六飛か2九香くらいで先手優勢を維持できた。

△9九角成
▲7四歩
*7七桂でまだ互角だった。今度は後手やや有利になる。

△7二歩
▲7七桂△同桂成▲同 銀△3九歩成▲同 銀△6五桂▲6六銀
△5七桂成
▲5八歩
*5五歩や5五香ならば、まだ互角だった。

△6六馬▲同 飛△7五香▲5七歩△7八香成▲5八玉△4五桂
▲4九桂△6九金▲5六香△5九金▲同 玉△3八歩▲4八玉△3九歩成
▲同 玉△2七銀▲3八金△2六歩

時間の短い将棋だと両者大変だと思う。
こういう将棋は一方的になり短手数で終わってしまうことが多い。

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