9月1日放送の対局。丸山vs飯島。角換わり。研究してみました。

角換わりの将棋となりました。
丸山九段の得意の分野です。
この対局のポイントは何と言っても46手目の8六銀でした。
これはみんな驚いたと思います。
指されてみると咎めにくい手です。

実戦はここで▲同歩と取りました。守りの銀をはがされて飛車先の歩が切れるなど後手がかなり得しました。

ここで実は▲8八銀という手がありました。

ここから△8七銀成▲同玉▲8六歩△7八玉としたらどうだったでしょうか。

実戦的には考えにくい手だと思います。
NHK杯は時間も短いです。
▲同歩は仕方がないのかもしれません。
この8六銀については応手は考えてみる余地はありそうです。

先手: 飯島栄治 / 後手: 丸山忠久
▲2六歩△3四歩▲7六歩△8八角成▲同 銀△2二銀▲4八銀△6二銀
▲6八玉△6四歩▲7七銀△6三銀▲2五歩△3三銀▲7八玉△5四銀▲5六歩
△5二金右▲5七銀△4四歩▲3六歩△4二玉▲6八金△3二玉▲4六銀
△4三銀▲3五歩△8四歩▲3四歩△同銀右▲3六歩△8五歩▲3五銀△同 銀
▲同 歩△4二金上▲5五歩△1四歩▲1六歩△7四歩▲9六歩△7三桂
▲2六飛△9四歩▲5九金△8六銀

▲同 歩△同 歩▲同 銀△同 飛▲8七歩
△8二飛▲1五歩△9五歩▲1四歩△8八歩▲7一銀△8四飛▲1三歩成
△同 桂▲8八玉△9六歩▲9八歩△8六歩▲同 歩△8七歩▲同 玉△7九銀
▲7八玉△6八銀成▲同 金△5九角▲2八飛△8六飛▲8七歩△7六飛
▲7七銀△3六飛▲2四歩△同 銀▲同 飛△3八飛成▲2三飛成△同 玉
▲1四角△2四玉▲2五歩△同 桂

丸山九段の勝ち。

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