第34回三段リーグ16回戦。片上大輔vs村中秀史

開始日時:2004/02/23 9:00:00
表題:第34回三段リーグ16回戦
棋戦:奨励会
戦型:横歩取り
持ち時間:90分
場所:東京「将棋会館」
先手:片上大輔
後手:村中秀史

*これまで何度か昇段のチャンスがあった。片上大輔。
*これまで三段リーグ10期滞在。

*1局目が抜け番だった。
前日は竜王戦の記録係だったので助かったという。


▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛
*この三段リーグは片上は横歩取りが多かったという。
△4一玉 ▲8七歩 △8五飛 ▲2六飛 △2二銀 ▲6八玉
△6二銀 ▲3六歩 △5一金 ▲3八銀 △7四歩 ▲3七桂
△7三桂 ▲4六歩 △7五歩
*このころは8五飛戦法が流行していて定跡も日々進化していた。
▲3三角成 △同 桂 ▲3五歩 △2五歩 ▲1六飛 △8四飛
▲3四歩 △同 飛 ▲5六角 △5四飛 ▲3四歩 △2八角
▲1八香 △1九角成 ▲3三歩成 △同 銀 ▲4五角 △8四飛
*当時のタイトル戦では△9四飛が指された。
▲3六飛
*この手も定跡化されている。
△4四銀 ▲3四飛 △3六歩
*△6五桂も有力視されている。
▲2五桂 △6五桂
*ここから研究手順と外れる。
▲3三歩
*厳密には悪手だったという。
*後でも打てた。
△3一金
*この手なら先手が少し良いが△4六馬が有力だった。
▲5六角 △5七桂成 ▲同 玉 △5四飛 ▲4七桂 △3七歩成
▲同 銀
*つまりここでも▲3三歩が打てたということらしい。
*
*
*▲3三歩そのものは必要な手。
*後手から打たれると先手は困る。
△5六飛 ▲同 玉 △1二角 ▲2三歩 △同 角 ▲2四飛打
△3四角 ▲同 飛 △3七馬 ▲同 飛 △3六歩 ▲同 飛
△3五歩 ▲3四角
*決め手のつもりで指した大悪手。
*難解な形勢となる。
*
*平凡に▲3九飛や▲同桂なら優勢だった。
△5二玉 ▲3九飛 △2四飛
*好手。
▲2六桂 △3六銀 ▲1五角 △3四飛 ▲同 桂 △9二角
*△8八歩も有力だった。
▲6六玉 △4七角成 ▲3二歩成 △同 金 ▲2一飛 △1四歩
▲5一角成 △同 銀 ▲7七玉 △2五銀 ▲2二桂成 △4二金
▲3一飛成 △8五桂
*△7六歩も有力だった。
▲8八玉 △8四桂 ▲3二成桂 △7六桂 ▲9八玉 △6九角
*2手すき。
▲7二金 △5四歩 ▲4二成桂 △同 銀 ▲6一龍 △5三玉
▲6二龍 △6四玉 ▲7三龍 △5五玉
*△5三玉なら後手勝ちだった。
▲7五龍 △4六玉 ▲3八金 △投了
*現役東大生棋士誕生。
まで121手で先手の勝ち

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