開始日時:1995/12/22 00:01:00
表題:藤井システム実戦
棋戦:順位戦
戦型:四間飛車
持ち時間:6時間
場所:東京「将棋会館」
備考:▲藤井システム△居飛穴
先手:藤井猛
後手:井上慶太
*棋戦詳細:第54期順位戦B級2組07回戦
*「藤井 猛六段」vs「井上慶太六段」
*
*伝説となっている対局であるが今回は藤井システムの対穴熊1号局として解説。
▲7六歩 △8四歩 ▲6八飛 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲3八銀 △4二玉 ▲4六歩
*普通ならここで▲7八銀とかだろうが、当時の井上六段が穴熊にすると決めてかかっていたという。
△3二玉 ▲3六歩 △3三角 ▲1六歩
*この手だけ51分と長考するがあとは持ち時間をほとんど使わずに指す。
△8五歩 ▲7七角 △2二玉 ▲7八銀 △5四歩 ▲6七銀
△5二金右
*このあたりは定跡でやった手順どおり。
▲3七桂 △1二香
*奇抜な手順に警戒していたらしく、この手に昼食休憩を含む35分の長考。
▲5六銀 △5五歩
*続くこの手も45分。
▲4五銀 △8四飛 ▲3五歩
*これが急所の突き捨て。
△同 歩 ▲2五桂 △4四角
*非常手段。角銀交換だが後の△2四歩が狙い。
▲6五歩 △2四歩 ▲6四歩 △2五歩 ▲4四銀 △同 歩
▲5五角 △3二桂
*ここに桂馬を打つようでは既に苦しい後手。
▲3三歩
*気持ちのいい手。
△同 玉 ▲4五角
*ぴったりの手。△1二香が悪手となっている。
△5四歩 ▲6六角 △2二玉 ▲8四角 △4五歩 ▲6三歩成
*伝説となった一局。
*藤井システムの対穴熊第1号局は予想以上の成果だったという。
*
*対戦した井上慶太もこの時の衝撃は忘れられないという。
まで47手で先手の勝ち
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