開始日時:2014/01/09
棋戦:順位戦
持ち時間:6時間
場所:東京・将棋会館
先手:行方尚史
後手:佐藤康光
▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7八金 △4一玉
*佐藤独特の手。
▲2五歩 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2六飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛
▲1六歩 △3四歩 ▲1五歩
*夕食休憩。58分の長考。
△6二銀 ▲4八銀 △5四歩 ▲3六歩 △5三銀 ▲3七桂
△5五歩
*新旧対抗形。
▲3五歩 △同 歩 ▲5六歩
*豊島が佐藤に対してやったときは3八銀型だった。
△8四飛
*狙いの手。4八銀型だと3筋の桂馬の頭が受からない。
▲5五角 △5二金 ▲7七桂 △4二銀引 ▲6八銀 △3四飛
▲2二角成 △同 銀 ▲4五角
*狙いを角で防ぐ。佐藤は自分が有利だと思っていたが他の観戦記者、検討している人々は行方有利と判断していた。
*感覚が違うようだ。
△4四飛 ▲5五歩 △3三桂 ▲2七角 △3一玉 ▲7五歩
△8五歩
*8筋を防いだがこの手が後々困る。
▲6五桂
*これがいい手。
*後手はこれがなかなか取れない。
△6四飛 ▲6六歩 △8六歩
*これが辛い手。
▲同 歩 △3四角 ▲7九金 △8四飛 ▲5四歩 △8六飛
*8五歩からの災い。普通ならば8七飛成と出きる。
*後手苦しい。
▲5三歩成 △同 銀 ▲同桂成 △同 金 ▲5四歩 △5二金
▲4五銀
*読みが入った手。
△同 桂 ▲同 角 △同 角 ▲同 桂 △7六桂 ▲5八金
*構わず5三歩成で先手勝ちだった。
*際どく打ち歩詰めの変化となる。
△6八桂成 ▲同金寄 △5七歩 ▲同 金 △5六歩
*チャンスを逃す。単に7六飛から飛車を成っておけば後手勝ちだった。
▲同 飛 △7六飛 ▲7八桂 △4四銀 ▲5三桂成 △5五歩
▲4六飛 △5三銀 ▲同歩成 △同 金 ▲4五桂 △3四桂
▲1六飛 △5二金 ▲5三歩 △4二金右 ▲6七金
*これが決め手。佐藤は見落としていたらしい。
△9五角 ▲6八角 △同角成 ▲同金上 △7五飛 ▲5二歩成
*王手飛車取りになる。
まで99手で先手の勝ち
トッププロでもこういう見落としがあるのが将棋。
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